HiraHira blog

保護犬と暮らしと、ときどき映画

メカニック

メカニック (吹替版)

ご存知、殺し屋ジェイソンステイサム兄貴が無双状態で暴れ回る作品かと思いきや、意外に湿った雰囲気を持つ作品だったので嬉しい誤算。
が、一見クールな任務遂行の腕とキレる頭の殺し屋の様相は持ちながら、みんなが応援できる?(笑)殺し屋の方向性として大きな穴があると言うか、それをやっちゃ兄貴に感情移入できないよ、と言う致命的な失敗をしてしまうような殺し屋さんです。
こんなおマヌケな面があるのがステイサム兄貴の魅力だったりするのですが、おマヌケで殺される方は堪ったもんじゃありません。
最後まで失敗を自分で明かさない姿勢とか、終盤ただの自己中にしか見えない殺しも、私は感情の持って行き先を塞がれた理解し難い脚本。もう少しキチンと殺し屋ステイサムの人物像を固めてから撮り始めて欲しかったと思う作品。