HiraHira blog

保護犬と暮らしと、ときどき映画

マグニフィセント・セブン

マグニフィセント・セブン (字幕版)

年末のこの時期になると、昔は必ず名作がTVでやっていて、バタバタとお正月の用意をしながらそれを見ていたのを思い出します。「七人の侍」「荒野の七人」もそのひとつで、毎年繰り返し何度も見たものです。そんな年末の風物詩も動画配信を利用している今はことさら眼を止めることもなくなりました。しかしながら、年末はやはりこの手の名作が見たくなり、では最新のリメイクをと言うことで家族で鑑賞。
原作、脚本が優れている作品は、少し味付けを変えるだけで充分楽しめる作品に何度でも生まれ変わります。
どの人が原作の誰を演じているのかを擦り合わせながら見る楽しみはもとより、思い切った相異点として七人中死んでしまう人が違うのが見どころ。そしてこの作品の最大の特徴として、この崇高な行動の原動力が「私怨」であったと締め括ったことであろうと思います。
全体としては悪くない出来だったと思いますが、何とも気になったのが七人のカウボーイの立ち姿。今作を見て、ユルブリンナーやスティーヴマックイーン達の立ち姿がいかに格好良く堂に入っていたかを気付かされたと同時に、原作の七人の何もかもが計算され尽くしていることに改めて気付かされました。